弁護士コラム

【弁護士コラム】交通事故の過失割合に納得がいかない場合

2024.05.05
【弁護士コラム】交通事故の過失割合に納得がいかない場合

交通事故は突然起こり、事故後には迅速かつ適切な行動が重要となります。兵庫県尼崎市の清藤法律事務所では、こちらのブログを通じて、交通事故に遭遇した際に直面するかもしれない様々なお悩みや疑問に対して、役立つ情報を提供します。

事故直後の行動から、保険会社との対応、示談金、後遺障害等級認定など、交通事故の各種問題について専門家である弁護士が解説します。

今回のブログでは“過失割合”に関する解説を行います。

過失割合とは?

過失割合とは、交通事故における加害者と被害者の責任の割合を示したものです。一般的に「9対1」「8対2」のように表示され、数字の大きい方が過失の大きいことを表します。適切な過失割合で示談交渉することが、公平な損害賠償を受けるために重要です。

過失割合の決め方

過失割合は、事故当事者間の話し合いによって決まります。通常は、被害者と加害者の保険会社が交渉を行い、過去の判例に基づいた事故様態ごとの基本過失割合を参考に、個別の事情による修正を加えて決定します。

過失割合で揉めやすいケース

以下のようなケースでは、過失割合で意見が対立しやすくなります。

・損害額が大きい場合
・ドライブレコーダー映像など客観的な証拠が残っていない場合
・駐車場内の事故で基本過失割合を特定しにくい場合

など

事故のパターン別の基本過失割合の例

事故のパターンごとに、基本的な過失割合の目安があります。例えば、以下のようなケースが挙げられます。

・自動車同士の事故(10対0、9対1、8対2)
・自動車とバイクの事故(10対0、9対1、8対2)
・自動車と自転車の事故(10対0、9対1、8対2)
・自動車と歩行者の事故(10対0、9対1、8対2)

ただし、これらはあくまで基本的な割合であり、実際の事故状況に応じて修正されます。

過失割合に納得がいかない場合の対処法

保険会社が提示する過失割合に納得がいかない場合は、以下のような対処法が考えられます。

1. 過失割合の証拠を集める(ドライブレコーダー映像、事故現場の写真、目撃者の証言など)

2. ADR・調停・裁判を利用する(公平な第三者の介入により解決をはかる)

3. 弁護士に相談する(法律の専門家として適切な過失割合を主張・立証してもらう)

特に、弁護士に相談することで、提示された過失割合の適正性を判断してもらえるほか、証拠収集のサポートを受けられるため、損害賠償金の増額に繋がる可能性があります。

交通事故の過失割合でお悩みの方は、是非、清藤法律事務所にご相談ください。豊富な経験と知識を持つ弁護士が、適切な過失割合の主張と損害賠償金の獲得をサポートいたします。

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