弁護士コラム

【弁護士コラム】巻き込み事故とは?

2026.02.16
【弁護士コラム】巻き込み事故とは?

交通事故は突然起こり、事故後には迅速かつ適切な行動が重要となります。兵庫県尼崎市の清藤法律事務所では、こちらのブログを通じて、交通事故に遭遇した際に直面するかもしれない様々なお悩みや疑問に対して、役立つ情報を提供します。
事故直後の行動から、保険会社との対応、示談金、後遺障害等級認定など、交通事故の各種問題について専門家である弁護士が解説します。

今回のブログでは“巻き込み事故”に関する解説を行います。

巻き込み事故について

巻き込み事故は、主に大型車両が交差点などで右左折する際に、車両の側面や死角にいる歩行者、自転車、バイクなどと接触してしまう事故を指します。特に左折時の事故が多く発生しており、重大な被害につながる可能性がある交通事故の1つです。

事故発生の主な要因

巻き込み事故が発生する主な要因として、内輪差の存在が挙げられます。内輪差とは、車両が曲がる際に前輪と後輪の通る軌道に生じる差のことを指します。特に大型車両では、この内輪差が大きくなるため、注意が必要です。

また、運転者の死角や安全確認の不足も重要な要因となっています。車両の構造上、完全に死角をなくすことは困難ですが、適切な確認行動により、事故のリスクを大きく減らすことができます。

法的責任と過失割合

巻き込み事故における過失割合は、基本的に巻き込んだ側の方が高くなる傾向にあります。これは、道路交通法において、右左折する車両には周囲への安全確認義務が特に強く課されているためです。

過失割合の判断基準としては、以下の要素が考慮されます。

  • 安全確認の程度
  • 右左折時の合図の有無とタイミング
  • 内輪差への配慮
  • 巻き込まれた側の注意義務違反の有無

事故防止のための対策

巻き込み事故を防ぐためには、運転者側と歩行者・自転車側の双方が適切な対策を講じる必要があります。

運転者側の対策として、以下の点が重要です。

  • 交差点進入前からの十分な安全確認
  • 早めの合図による進路変更の予告
  • 徐行による慎重な右左折
  • 補助ミラーの活用
  • 内輪差を意識した車両操作

一方、歩行者・自転車側も以下の点に注意が必要です。

  • 大型車両の死角に入らない
  • 右左折車両との十分な距離の確保
  • 急な進路変更や無理な追い越しの回避
  • 内輪差の存在への理解と注意

事故発生時の対応

巻き込み事故が発生した場合、以下の手順で対応することが重要です。

即時の対応
  • 負傷者の救護
  • 二次事故の防止
  • 警察への通報
  • 現場の記録(写真撮影等)
事後の対応
  • 医療機関での診察
  • 保険会社への連絡止
  • 弁護士への相談検討

賠償請求と示談交渉

巻き込み事故における損害賠償請求では、以下の項目が対象となります。

  • 治療費
  • 休業損害
  • 慰謝料
  • 後遺障害が残った場合の補償
  • 物的損害の補償

示談交渉においては、適切な補償を受けるために、専門家への相談を検討することをお勧めします。

当事務所のサポート

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当事務所では、巻き込み事故に関する様々な法的サポートを提供しています。事故直後の対応から、示談交渉、損害賠償請求まで、経験豊富な弁護士が丁寧にサポートいたします。不安や疑問がございましたら、お気軽にご相談ください。

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