弁護士コラム

自賠責保険の請求に必要な書類や流れとは?

2025.09.02
自賠責保険の請求に必要な書類や流れとは?

交通事故は突然起こり、事故後には迅速かつ適切な行動が重要となります。兵庫県尼崎市の清藤法律事務所では、こちらのブログを通じて、交通事故に遭遇した際に直面するかもしれない様々なお悩みや疑問に対して、役立つ情報を提供します。

事故直後の行動から、保険会社との対応、示談金、後遺障害等級認定など、交通事故の各種問題について専門家である弁護士が解説します。

今回のブログでは“自賠責保険の請求に必要な書類・流れ”に関する解説を行います。

自賠責保険の基本

自賠責保険は、すべての自動車に加入が義務付けられている強制保険です。この保険は、交通事故被害者の最低限の補償を確保するために設けられた制度であり、請求方法は「被害者請求」と「加害者請求」の2種類があります。

請求方法の種類と特徴

被害者請求は、被害者が直接保険会社に対して賠償金を請求する方法です。加害者が任意保険に未加入の場合や、加害者との連絡が困難な場合に有効な手段となります。一方、加害者請求は、加害者が被害者に賠償金を支払った後、その金額を保険会社に請求する方法です。

必要な書類と手続き

自賠責保険の請求には、以下の基本的な書類が必要となります。

  • 支払請求書兼支払指図書
  • 印鑑証明書
  • 交通事故証明書
  • 事故発生状況報告書
  • 休業損害証明書(必要な場合)
  • 通院交通費明細書(必要な場合)

さらに、請求内容に応じて追加書類が必要となります。

治療関係書類
  • 診断書
  • 診療報酬明細書
後遺障害関係書類
  • 後遺障害診断書
  • 各種検査結果
死亡事案関係書類
  • 死亡診断書または死体検案書
  • 戸籍謄本

請求手続きの流れ

請求手続きは以下の順序で進められます。

❶ 保険会社への連絡と必要書類の確認
❷ 書類の作成と収集
❸ 保険会社による損害調査
❹ 支払額の決定と賠償金の支払い

注意すべき重要事項

請求期限

自賠責保険の請求には3年の時効があります。起算点は事故の種類により異なりますが、早めの対応が推奨されます。

補償限度額

自賠責保険には補償限度額が設定されており、事故の種類や損害の程度によって上限が異なります。

当事務所のサポート

当事務所では、自賠責保険の請求に関する以下のようなサポートを提供しています。

  • 必要書類の準備支援
  • 請求手続きの代行
  • 保険会社との交渉
  • 適切な賠償額の算定

複雑な手続きや書類の準備でお困りの方は、お気軽にご相談ください。経験豊富な弁護士が、適切なアドバイスと支援を提供いたします。

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